白血病になってからの体重変化・増減をグラフ化してみた

いいだです。

白血病になる前は体重が70kg弱くらいだったのですが、現在はだいたい51kg~52kgです。

白血病になると体重が減少する?

結論から書きますが、白血病になるとほとんどの人は体重が減ります。

ただ、白血病という病気が『体重が減る病気』ではないのでその点は勘違いしないでくださいね。

 

ではなぜ体重が減るのかというと、大きな理由はこの2つでしょうか。

 

  1. 治療の過程で具合が悪くなり食事がとれなくなる
  2. 入院中や退院後に運動をしないので筋肉が落ちる

 

ぼくの場合もこの2つが当てはまっていました。

1つめの『治療の過程で食事がとれなくなる』のは仕方のないことです。

しかし、2つめの『筋肉が落ちる』については、退院後に自主的に運動すれば回避できます。

白血病の治療をして元気になった暁には、大変ではありますが運動・筋トレをするようにしましょう。

入院中にベッドでできるストレッチなどもできればやるようにしましょう。

 

どんなストレッチをしたらいいかわからない方には、スキージャンプのレジェンドである葛西紀明さんの書かれている『疲れない体と折れない心のつくり方』という本がおすすめです。

40歳を超えても現役で活躍をされている葛西さんの書かれた本で、疲れない体をつくるためのストレッチだけでなく正しい姿勢のとり方や、プラス思考を生み出す方法などのメンタル面についても書かれていてとても参考になりました。

体重の変化をグラフにしてみました

白血病になってから現在までの体重変化を整理してグラフにしてみました。

あくまでぼくの場合はどうだったかという話になりますが、参考になりましたら幸いです。

こちらのグラフです。

体重は1ヶ月間の平均値をプロットしています。

 

 

なお、白血病になったのは2012年8月ですが、はじめの2ヶ月は記録を残していなかったので、グラフは2012年10月からになります。

また、記録を付けていたのがハプロ移植をしてから3年が経過した2017年2月まででした。

なので、グラフは4年半にわたっての記録ということになります。

 

それでは、体重変化の大きい所をピックアップして順番に説明していきます。

⓪ そもそも体重は何kgあった?

グラフにない部分の話ですが、ぼくは体重が一番多かったときは、2010年11月頃で73kgくらいありました。

そのあとちょっとずつダイエットをしまして、白血病になった2012年8月には68kgくらいだったと思います。

① ~2012年10月:記録を付け始める

記録を付け始めた2012年10月の体重は58.9kgでした。

白血病になって入院してから2ヶ月でkgくらい減りました。

 

はじめに入院した同愛記念病院で、初めて抗がん剤をして体調を崩してしまったのが主な原因ですね。

あとは、同愛記念病院の食事が加熱食で『おかゆ』だったことも理由のひとつです。

抗がん剤で気持ち悪くなっているのに、味の薄いおかゆを毎日食べていたらそりゃ嫌になってあまり食べられなくなります。

② ~2012年12月:日本医科大学病院に転院・一時退院

2012年10月~12月にかけては体重が増えて62.3kgになりました。

 

出来事としては、はじめに入院した同愛記念病院から、9月18日に日本医科大学付属病院に転院したのでした。

日本医科大学付属病院に転院してからは、抗がん剤による治療はせずに、スプリセルとプレドニンという飲み薬による治療になりました。

この治療では体調を崩すことなく、元気に過ごしていました。

また、日本医科大学付属病院の食事は、加熱食でもおかゆではなく白米が食べられておかずもおいしかったためよく食べて体重が増えました。

 

さらに、10月28日には一時的に退院することができ、その間は好きなものを食べていたのも体重増加の理由だと思います。

③ ~2013年6月:臍帯血移植・退院・扁桃炎

その後、2013年6月までにかけて体重が47.1kgまで激減しました。

 

2013年2月に『臍帯血移植』という治療をしたのですが、その過程で40度近い熱や下痢が続いたりして食事をほとんどとらない時期が続きました。

このおかげで体重がかなり減りました。

2013年1月は62.1kgありましたが、3月時点で56.5kgまで減っています。

 

そのあと、白血病の治療が終わり5月10日にめでたく退院することができたのですが、すぐに体調を崩してしまい5月21日に再入院となりました。

再入院中には扁桃炎が悪化してしまい、のどが痛くて食事は全然とれず、水を飲むのもつらい状態になりました。

そのため、2013年6月には47.1kgまで体重が減ってしまいました。

これは1ヶ月間の平均の体重で、この中でも一番体重が減ったときは45.5kgまで減りました。

白血病になってからの最低体重の記録でもあります。

なお、この時の写真が残っていますが、自分でも引くくらい顔がガリガリになっています。

④ ~2013年10月:扁桃炎から退院

扁桃炎になって体重が激減した後は、無事に退院して順調に体重が増えていきました。

2013年10月には57kgまで戻りました。

4ヶ月で10kgくらい増えているので逆に心配になる気もしますが、減っていた時の方が異常だったのか、体重が増えたも特に問題はありませんでした。

⑤ ~2013年12月:白血病再発

順調に体重が増えてきたところですが、白血病が再発してしまい、2013年10月26日からまた入院することになってしまいました。

スプリセルとプレドニンによる治療をまたやっていたのですが、薬の副作用で腸から出血してしまい、熱を出したり下痢をしたりして体重が減ってしまいました。

12月13日に一時的に退院することができましたが、このときの体重が50.9kgでした。

でもその1週間後には54.6kgになっていました。

⑥ ~2014年1月:一時退院中・駒込病院へ転院

12月13日に一時退院してからは特に体調を崩すこともなく順調に体重が増え続けました。

今度は『ハプロ移植』という治療をすることになり、病院が変わり2014年1月27日から駒込病院に入院しました。

この入院した時点の体重は60.2kgでした。

⑦ ~2014年4月:ハプロ移植

駒込病院に転院し、2月には『ハプロ移植』をしました。

移植は無事に終了しましたが、やはりその間に体調を崩したり、また運動もしないものですから筋力も衰え体重が減っていきました。

4月の一番体重の少なかった時で、52.4kgまで減りました。

⑧ ~2014年12月:髄膜炎・退院・自宅療養

2014年5月には、ハプロ移植をしたあとようやく退院できそうというところで、髄膜炎になってしまいました。

丸一日意識を失ったりして大変でしたが、なんとか無事で済みました。

 

その後は6月21日に退院することができ、しばらく自宅療養をすることになりました。

大きく体調を崩すこともなく、体重は多少の増減はあったものの、全体的には増加傾向で2014年12月には56.9kgまで増えました。

⑨ ~2015年4月:自宅療養・会社復帰・肺炎

自宅療養が続きましたが、少しずつ体重が減っていきました。

特に体調を崩したりはしていなかったので、明確な理由はわかりません。

運動しなかったので筋力が落ちたか、もしくはそれまでがちょっと増えすぎたのかもしれませんね。

 

2015年4月1日からはようやく会社に復帰することができました。

 

が、なんと体調を崩して4月5日から入院することに。

肺炎になってしまいました。

ただ、肺炎になったからといって特に体重の増減はありませんでした。

 

そして、現在

2015年4月5日に肺炎で入院しましたが、2週間ほどで退院することができ、5月には改めて会社に復帰しました。

 

その後は大きく体調を崩すことなく元気にやっています。

体重は少しずつ増えたり減ったりしつつも、この記事を書いている2019年1月時点では51kg~52kgくらいでほんの少し減った感じでしょうか。

 

運動も筋トレもしないものですから、やせ型で明らかに筋力のない体型になっています。

重いものを持てなければ、ちょっと走ったくらいで息が切れます。

もし白血病になってしまった方にこの記事を読んでいただけているのでしたら、大変ですが運動・筋トレすることをオススメします。

ちょっと体重の話からそれてしまいました。

体重を測ることの大切さ

ここまで見ていただいた通り、ぼくは4年半にわたり体重の記録をとっていました。

もちろん測り忘れてしまうことはありました。

 

自分の体調を知るバロメーターのひとつとして、体重を測ることはとても大事だと思います。

いつも通りに暮らしているのになぜか体重が減ってきているなど、ささいな変化でも感じ取れれば、病院に行ったときに先生に相談することもできます。

また、この記事のように、いつかブログなどのネタになるかもしれませんね(笑)

 

今どきはスマホのアプリと連携して体重を記録してくれる体重計もあります。ぼくはアナログなのでぼくはExcelで体重を管理していましたが、現在嫁ちゃんはこちらの体重計でしっかり体重管理をしてダイエットに励んでいます。

それでは。