いいだです。こんにちは。
前回の記事で、ハプロ移植前日のことまで書きました。
ハプロ移植当日!
そしてハプロ移植の当日になりました。
移植のやりかたは、点滴と同じように少しずつ体の中に入れていきます。
移植自体は特に何事もなく終わりました。
ドナーになってくれた姉は、ぼくの移植日の翌日には退院しました。
姉にも何事もなくてよかったです。
謎の頭痛がはじまる
移植の後は、慢性的におなかがゆるかったですが、特に熱は出ず。
しかし、移植の2日後から謎の頭痛がはじまりました。
昼はなんともないのですが、夜寝るときに横になると頭が痛くなるのです。
そして決まってこのときは血圧が高くなっていました。
今日は平気だなーと思って夜寝ていると、頭痛で目を覚ましたりしました。
そんなときはやはり血圧が高くなっています。
そうすると、看護師さんが血圧を下げるシールみたいなのを持ってきてくれます。
左胸の心臓のあたりにこのシールを貼ると、なぜか血圧が下がるんです。
移植後3日目以降は、毎日のようにこの血圧を下げるテープを貼っていました。
なお、夜になると血圧が高くなる原因についてはよくわからないみたいです。
あと、この高血圧に関係しているかは覚えていませんが、2月25日のメモを見ると、「夜中おしっこ中にくらっとしてぶちまける」とありました。
まったく記憶にないのですが、そんなことがあったみたいです(笑)
ハプロ移植をしてから2月末までの出来事でした。
最後にハプロ移植をしてから1週間後に書いた定期便です。
いいだ定期便(2014年2月号):2014/2/27
みなさま
いいだです。お疲れさまです。
遅くなりましたが、定期便2014年2月号です。
2/11から前処置(抗がん剤+全身放射線)を開始して、2/20に姉(2人目)からのハプロ移植をしました。
いまのところ特に何事もなく元気にやっております。
一応ですが、移植といっても外科的な手術は一切なく、点滴(輸血)で必要な細胞を入れるだけです。
前処置でぼくがもともと持っている血液を作る細胞をぶっ壊したため、姉からもらった細胞がぼくの中で血液を作り始める(生着)まで、何が起こるかわかりません。
- 血小板・・・寿命が短いです。週3回くらい輸血をしています。
- 赤血球・・・寿命が比較的長いです。週1回くらい輸血をしています。
- 白血球・・・輸血できません。生着するまで体内にほぼありません。つまり、ちょっとした細菌やウィルスでも体内に入ると大変なことになります。今のところまだ平気です。
今回ぼくが受けたハプロ移植(+姉からの細胞の採取方法)では、生着までの目安は移植後2週間くらいらしいです。
なので、あと1週間くらいは白血球なしで、無防備な状態が続く予定です。
一応、リスクとして、生着しない(生着不全)ということもありえるのですが、もしそうなったらそのときお医者さんが考えることなので、あまり自分では意識しないようにしています。
あと、無事に生着したあとは、副作用のGVHDが問題です。
ハプロ移植は白血球の型が半分しか一致していない人からの移植で、そもそもGVHDを強く出すことにより、強いGVL効果を期待する移植です。
そのため、生着したら「よかった、おしまい」ではなく、そのあと長い間、どうGVHDと付き合っていくかが課題みたいです。
GVHDは、移植後100日以内に起こる急性GVHDと、それ以降に起こる慢性GVHDとに分類されますが、ここでは省略します。
まあ、とりあえずは現状元気にやっています、ということで生存報告でした。
※個別にいただいたメールに返信していなくてすみません。大変ありがたく、読ませていただいています。
※あと、今のところ髪の毛は抜けていませんが、抗がん剤を始めてから2週間くらい経ったので、そろそろ抜け始めると思います。
以上で2014年2月の定期便は終わりです。
夜は頭痛に悩まされたものの、移植の1週間後に会社の人たちにメールをしているくらいなので、まだまだ元気ですね。
いいだは無事に生着するのでしょうか。
それではまた次回。
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