2018年7月13日(金)のこと、熱が39度まで上がったので病院へ。
そのまま入院となりました。
結果、ニューモシスチス肺炎と診断されました。
ニューモシスチス肺炎についてはこちら。

肺炎の初期の状態で発覚したため入院が長引くこともなく、2018年7月21日(土)にほぼ1週間くらいで退院できました。
正確には9日間でした。
入院費用はいくら?
この9日間でかかった入院費用について公開します。
入院費用をざっくり分類すると、保険適用分と食事代にわかれます。
保険適用分とは、入院費・治療費・検査費などで、要は食事代以外は全部保険適用分です。
保険適用外の治療、診断書など上記以外の費用はありませんでした。
保険適用分
退院時にお会計をしたときの領収証を見てみます。
表に整理しましたが、保険適用分については以下のとおりです。0点の項目は省略しています。

区分の名称でなんとなくわかるかもしれませんが、各区分についてざっくり説明します。
入院料等
入院の基本料金みたいなものでです。1回の入院に対して1回分支払う項目と、入院日数に応じて加算される項目があります。明細に20項目くらい書かれていますが省略します。
医学管理科等
これはわかりにくい名称ですが、薬剤師さんの飲み薬の管理、飲み薬に関する説明などです。
検査
その名のとおり検査です。採血、採尿、心電図などの検査です。
画像診断
レントゲンやCTなど、画像系の検査です。
投薬
飲み薬や塗り薬などのお薬です。
注射
点滴のことです。今回は生理食塩水、抗生剤、ステロイドの点滴をしました。
さきほどの表のように、病院や処方箋薬局でもらう領収証には点数が書かれています。
これは、1点=10円で計算します。
つまり、43,329点 × 10円 = 433,290円です。
えっ!? 43万円もかかるの!?
と思った方、安心してください。
みなさんは健康保険に加入していますので、自己負担は3割です。
433,290円 × 3割 = 129,987円となります。
領収証だと129,990円となっているので、1の位以下は切り上げか四捨五入のどちらかのようです。
それでも高いなぁ・・・
と思った方、引き続き安心してください。
高額療養費という健康保険のルールで自己負担の上限が決まっています。
入院費が、高くなりすぎないように自己負担が少なくなる仕組みになっています。
年収が約370万円~約770万円の場合ですが、
80,100 + ( 医療費 - 267,000 ) × 1%
が自己負担の金額となります。ここでの医療費は、3割負担の金額ではなく、点数×10円の金額になります。
今回の場合にあてはめると、
80,100 + ( 医療費 - 267,000 ) × 1%
= 80,100 + ( 433,290円 - 267,000 ) × 1%
≒ 81,760円
が最終的な自己負担の金額になります。
限度額適用認定証を持っている人は、病院に提出しておくと、この最終的な自己負担の金額を病院に支払うことができます。
限度額適用認定証は、国民健康保険の方は区役所、市役所でもらえます。
会社で健康保険に加入している人は、加入している健康保険に申請するともらえます。
限度額適用認定証を持っていない場合は、3割負担の金額(129,990円)をいったん病院に支払います。
後日、健康保険から自己負担分との差額が返ってきます。
今回だと、
129,990円 - 81,760円 = 48,230円
が健康保険から返還されます。
長くなりましたが、保険適用分の費用は以上です。
食事代
食事代については簡単です。
健康保険のルールで1食あたり460円と決まっています。
今回の入院では、入院した日は夕食のみ、退院した日は朝食のみ、それ以外の7日間は3食食べました。
合計すると23食分ですね。金額にすると、
460円 × 23食 = 10,580円 となります。
食事代は以上で終わりです。
入院費用はいくらだったのか
それでは最終結果の発表です。
ぼくが肺炎で9日間入院してかかった自己負担額は、
81,760円 + 10,580円 = 92,340円
となります。
実際には、ぼくは限度額適用認定証を提出していないので、
129,990円 + 10,580円 = 140,570円
を病院で支払いました。
数か月後に健康保険から、48,230円が返ってきます。
ちなみに、ぼくは入院費用をクレジットカードで支払っています。
ぼくの使っているカードは1%分のポイントがつくので、1,405円分のポイントが付きます。
病院がクレジットカード払いに対応している場合ですが、限度額適用認定証を出さずにクレジットカード払いをするとお得ですね。
以上でおしまいです。
では。